勉強会実施報告(高齢者疑似体験)
9月18日、25日、30日の3日間に分かて、[高齢者疑似体験」の勉強会を行いました。
施設2階の廊下を利用して、車いす自走、視覚、坂の昇降などの体験コースを作りました。
体験者は、高齢者疑似体験セット(片麻痺、白内障、緑内症の想定)を着用して2人1組でコースを回ります。
片麻痺で歩くことの大変さ、車いすを自走する難しさ、狭い所を通る不安。視覚障がいで感じる物の見えにくさ。
坂道をの上り下りする恐怖、車いすを急発進、急停止される驚き。入居者様が感じる様々な日常を体験することができました。
参加者からの「怖いね」「こんなに見えにくいんだ」と体験した感想が次々に言葉に出ていました。
健康であれば何ともないことも、障がいを持つことでこんなにも不便で大変になるのか。身を持って感じることができました。
そこで多く出た意見は、いかに『声かけ』が大切かということでした。動作時に、優しい声かけがあれば、不安を安心に変えることができます。
今回学んだことを、日々のケアに生かし、入居者様の立場になって考えていきたいと思います。